青年座へ

若手公演の「激情」を観に行った。ポツドールがやった初演版を観ていなかったらどんなお芝居に見えたのだろうかーと思った、が、もう観てしまっているので分からなかった。
ポツドールと比べてみてしまって・・どこが決定的に物足りなかったかと言うと、なんだかそういう「結果」を提示しているお芝居に見えたことで、ものすごく感情の起伏の激しい人たちやドラマのある特殊な人たちが集まる話・・みたいに見えた。だからそういうものとして楽しむ見方もあったのかも?とか今、思ったりも・・(?)。
この作品、前に観たときはもっとずーんと暗くて、せまい密なコミュニティの中で、地味に日々生きてる、本当にいそうなまさに「人間」がそこにいるよなーというお芝居で・そこにものすごくしびれた。あと想像できない北の冬の寒さが、役者さんが外から入ってくるだけで寒い風が吹き込んでくるようなすごさがあったんだけど、今日観たのはそこも大きく違った。しかし、「結果」を提示、しちゃうよな・・絶対駄目だけど、でも・・っていう。すげー恐いな・・と思った。