思い出？

今日は、８．６の日なので、広島のことがテレビでやっている。この時期になると、小学生の頃を思いだす。登校日に、体育館で戦争に関する映画を、毎年何かしらみていた・・中でも、「お怒り地蔵（おおこりじぞう）」というのが印象的で、超有名な話だと思っていたら大人になってから話に出すと、全然知らない人が多かった。その映画の最後に、いつもは穏やかなお地蔵さんの顔が、鬼のように恐ろしく変わっていって、劇画みたいなすごい絵になるんだけど、あの顔が忘れられない。

原爆体験者の方々の手記が、昨日とかテレビで沢山読まれていて、私は小さい頃から日常的にそういう文章や話が常時側にある中で育ったせいか、東京でテレビとかでそういうのが流れているのをみると、すっとチャンネルを変えてしまったりとか、音としては聞こえていても、感情移入しないように蓋がシュッと閉まる感じがあるなと思った。移入しすぎてしまうからかと思う。

中心地（投下の）の近くに実家があったので、住んでいる場所のすぐそばのそこかしこに原爆投下の名残やエピソードがあり、戦争で人が死ぬということに関して考え続けたり、この知っていることを絶対に伝えていくんだと思ったりしていたけど、実際温度差とか沢山あって、東京に来てからそれをすごく感じていく内に、その辺の感情はぼやかして暮らすようになっている。でも、根本がどうしてもそこにあるので、夏が来るたびに、特に夏のとても晴れた日は、頭の中をぐるぐると回り続けるものがある。写真は、ドームの向かいにあるけど、この夏で移転してしまう市民球場・・！この間行ってきた。