透体脱落

motoeri2005-11-26

世田谷パブリックシアターにて田中泯さん独舞「透体脱落」。上演時間一時間半と聞いていたので、一人でそんなに長い時間やるなんてすごいなーと思いながら観始めた。
・・驚いたのは、その時間で。・・観ていたら、暗転が来たので一幕終了かーと思っていたら、にわかにカーテンコールが始まり・・。え!一時間半って書いてあったのに、まだ3〜40分だろ!と思って時計をみたら・・なんとちょうど一時間半!体感時間って・・いったい何なんだろうとすごく驚き・考えた。一緒に行った友人もそのことにすごく驚いていた。すごい存在感だし、立っているだけでものすごくどきどきする体のなのは確かだけど、でも舞踏だから、ものすごーくゆっくりなともするとわからんなーって思うようなペースで進んでいくところもあるのだけれど、あの動きを持続させながら、時間をあんなにぎゅっとしてしまうなんて。 パブリックシアターの空気をあんなにぎゅっと!すごく、意識に響いてくる舞台で、後々まで効いてきそう。 観に行けてよかった。
「舞踏とは命がけで突っ立った死体である」って言った土方巽さんが泯さんのことを書いた言葉がパンフに載っていてその言葉もすごかった。