本を読む

最近ご無沙汰になっている。漫画は読んでるけど。丁度去年の今ごろ読んだ本で、最近ものすごく頭の中を回る本が。ポール・オースターの「幽霊たち」という本。一回読んだだけだし、ストーリーをはっきり覚えているわけではないのに、忘れられない一文があって、読んだ時に「・・はっ!」となったのですがその瞬間からものすごく記憶に残る言葉になり、折に触れ思い出します(この人の「鍵のかかった部屋」・・だっけな?そういう本にもまったく同じ一文があった、偶然ではないはず。)。そんなわけで最近また猛烈に読みたい・・と、バイト中とか、なんだか読めない状況のときに思い出します。家にいるときはころっと忘れてまんが読んだりしているのですが・・。
マンガといえば、昨日パーマンを読んだ。みつお(主人公)がパーマンとしていくら活躍しても自分には何の得もないし、疲れて学校で居眠りして怒られてばっかなので「僕。パーマンやめます!」という回。やめる!宣言するんだけど、結局みつおは困っている人を放っておけなくて出動する。そこでバードマンが、「何の得にもならないのにどうして行くの?」って聞いたら「わからないけど。いかなきゃいけないと思った」みたいなこと言って空に飛んでいくんです。そのみつおの背中をみながらバードマンが、「だれもほめてくれなくても、君がどんなにすばらしいやつかってことを僕は知っているよ」とつぶやく・・<完>・・ってところで、泣いた。バードマーン!最近パーマンを読み返すと、バードマンの行動に感心・感動してしまう。あんまり好きじゃなかったのにな・・子供のころは。バードマンのような恋人がいるといいなとかまで考えてしまった。