キッチン

motoeri2004-04-28

よしもとばななの。久しぶりに読んだ。多分以前何回も読んだことあるのだけど、今回は今までで一番「読んだ」と思った。今回読んで感じたかんじはしばらくというか、ずっと印象に残るだろうなと思った。変化が訪れている自分に気が付いた。そして今までまったく気づかなかったけど、私はよしもとばななと同じ大学を卒業している!「キッチン」は、卒業した年の秋に出された作品だそうだ。すごい人だ。
「こういうのが自分だよな」ってなんとなく確立されつつある気がしていた「自分」がゴロゴロがたがたと音を立てるようにして崩れていき何かどーんと行き詰った近年があって、それはそれは自分にとって人生初の困難なんじゃないかと思う程大きな壁で、驚いて恐々として暮らしていたら・・いつの間にか少しずつ現実は変化したのか自分がタフになれたのか、楽になってきて、暮らしやすくなってきて、おお!こうやって楽にできるようなことがふえていくのか!年を重ねるのはすてきなことじゃないかこれは!・・なんて思っていたら・・以前と同じ現象ではぶち当たらないけど、また新しい壁が登場し始めたり・・、まあそうそう容易く行け行けモードには入れなさそうだが、しかたないか、がんばるか・やっていくのだ・いきていくのだ・という気がした。こういうことを考えたのはキッチンの影響で。
写真は、爆睡するパルコ。