観劇

motoeri2004-05-22

昨日は世田谷パブリックシアターにて、花組芝居の「いろは四谷怪談」を観た。いつのまにやらここのところ観に行っている花組芝居。今回も期待していたものは満足させてくれるお芝居で、楽しかった。昔、初見のときの印象は何が何やらでどうしていいか分からず、困って同じ公演をもう一回観に行ってしまったのだが・・最近ではなんだか役者さんの顔や名前の判断が出来るようになってきてしまい、今回なんて白塗りですごいメイクに歌舞伎口調であるのもかかわらず、「あ、○○さん今回この役かー」などと分かってしまう自分に驚いた。
ここのすごいなーと思うところは毎公演、劇団員の方々がほとんど全然(その前の印象とは)違う人物になって出てくるから、座長の加納さん以外はよーく目を凝らして探さないと、(出演している)自分の同級生すら発見できなくなる・・(加納さんだけすぐわかる)。なんとなく世代が自分より上の方々が面白いと思う劇団なのかしら、と思いつつ観始めたはずなのに近頃では花組を観るのがすっかり楽しみになってしまっている恐さ。奇妙な人がいっぱい出てきて時々すごくキレイだったりするのです。
今回はなんといっても、お芝居の脈絡とはまったく関係ないキンキラキンの白塗りの男達によるレビューに、一緒に行った友人とお腹を抱えて笑った。あれで一気に満足に達したのかもしれず。どうしてそんなことを思いついて実行するんだ、すごい人だ加納幸和さん・・と思った。