ロミオとジュリエット

昨日、日生劇場に行って観て来た。このお芝居、ちゃんと公演としてみるのは今回が初・・!なんとなく知っている気がしていたロミジュリ。学校の授業などでも読まされ、有名な台詞がてんこ盛りなロミジュリ。主演は、藤原竜也鈴木杏ちゃん。蜷川幸雄さん演出。ものすごく若々しく、美しいロミオを観るためにか、客席8〜9割女性、双眼鏡を持っている率も高し!洗面所、ありえない大行列!
いやー話がどうなるかは分かってるんだけど・・ロミオがそのつもりはなかったのにジュリエットのいとこを殺しちゃうし、はたまたジュリエットは仮死状態なだけなのに勘違いロミオが毒薬を買いに行くし・・最後のロミオが自害してすぐジュリエットが起きちゃう辺りなんて・・もう、もどかしくて!!あと、ちょっと死ぬの待ってみたら彼女の目が覚めたのに・・!!もう、運命の悪戯としか言いようのない感じで、色んなタイミングが狂って、二人は死に向かってひた走る、が、それが観てると惜しくて!!「待てー」とか、「おいおい牧師もっと早く来い」とか・・思わずにはいられない展開・・!ああー死なないでも済むよ・・死なないでも大丈夫なのにーと、劇中必死に思う私の心は(当然)届かず、二人は死んでしまった・・・しかし、帰り道にふと思ったら、やはり二人がお互いのために死ぬことでやっとあの愛情みたいなのが永遠な形で完結したのかねーという気も。生きてくと、生活が始まるもんね。愛だけじゃやってけない問題も出てくるしね・・なんて、死ななかった場合の俗っぽいロミジュリその後を想像した・・いかんいかん。